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NYコンサート

2012.04.30 7:26-up!

4月4日マリンバのミカさんのコンサートがカーネギーホールでありました。私も1曲提供していたのですが、今回はちょうどNY滞在中でもあったのでリハーサルから立ち会うことが出来ました。2006年以来ミカさんのマリンバのために5曲を作曲しましたがマリンバは本当に難しい!ピアノのように鍵盤が並んでいても4本マレットか2本マレットかでも違いますし、ペダルがないのでヴィブラホーンのように流れるような音楽も難しいし、どうしても打楽器的でテクニカルな音楽になりやすいのです。今回はクラリネットのリチャードストルツマンとミカさんのデュオと言う形で作曲することになりましたが、どうしてもその編成ではクラリネットがメロディでマリンバが伴奏と言う形になってしまう・・・でも私はそうはしたくありませんでした。私がイメージしたのはバッハのような二つの旋律が応え合うような音楽で、かつ現代的な曲でした。以前クリムトの絵(接吻)をウイーンで見た時から「男と女の愛」を二つの旋律で表現したいと思っていましたので今回そのスタイルに挑戦してみました。リハーサル前にストルツマンのアイデアでエディゴメスのベースを加え、リハーサルで音楽を聴いていたスティーブガッドが参加してくれることになって最初のイメージよりもよりリズムのある音楽になりましたが、ミカさんが求めている新しいスタイルの音楽にはよりぴったりでした。ミカさんの演奏の魅力はその軽快さと音色のクリアさにあります。それと自分を100%さらけ出して音楽に向かう姿です。今までどれだけその姿に励まされて来たか分かりません。挑戦し続けること、ポジティブに生きること、それをいつも彼女は私に見せてくれます。私もまだまだ作曲の可能性に挑戦したいと思っています!そして、今回、コンサートでチックコリアがミカさんのために作曲した曲はやはりさすがとしか言いようのないものでした。メロディ、リズム、ハーモニー、演奏家の気持ちを熟知した音楽で、かつ聴衆も十分に楽しめる!チックコリアがなぜ世界中にこれだけ多くのファンを持つのか理解出来ました。ひとりよがりではなく、でも、媚びた音楽でもなく、個性もあり、新しさもある・・・これだけの要素を満たした音楽を作ることは至難の業です。音楽を見る目だけではなく人を思う気持ちなど大きな目があってこそです。ミカさん始めメンバー全員の演奏も素晴らしかったです。とてもいい経験をさせてもらいました。今日の写真はカーネギーホールのリハーサルの時。img_3338-mika.jpg

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